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映画『フューリー』

別の映画を見に行った時に流れた予告編で、戦車を叩いて「これが家だ」みたいなこと言うシーンが妙にツボに入ったので観賞。

いやーこれが面白かった。
話もしっかりまとまってて、わかりやすくてとてもグッド。
勝手にブラッド・ピットが演じてたドンが主人公なのかと思っていたけど、実際のところは新兵のノーマンを中心に描かれてたんで、戦場のことはよくわからない新兵と同じく、見てる自分も戦場の事はよくわからないから、感情移入しやすくて見やすかった。
そりゃドイツ兵の服着てたってぱっと見子供だったらノータイムで撃つことなんて出来ないよねとか、死ぬ覚悟で残ったけどいざ本当に死ぬってなったらそりゃ怖くて仕方ないよねとか。

基本的に出足から最後までずーっと戦車に乗ってるような映画で、それだけ聞くと退屈そうな印象だけど、右いけー!みたいな指示でもそんなシンプルじゃなくギアがどうたらこうたらと細かく話してたりして、「戦車運転するのって大変なだなぁ」とただ戦車を運転してるだけのシーンでも楽しく見ることが出来る。
それに戦車同士の戦闘なんてトロくさくて盛り上がらなさそうなもんだけど、実際は運転してるひとらのせめぎ合いみたいなのが細かく描かれてて手に汗握って見入ってた。ワイルドスピードの戦車版って感じというか。戦車の操作方法とか知ってる人が見たら多分余計に楽しいんだろうなーと。

実際の戦争がテーマだから娯楽作品として見てしまうのもアレかもしれないけど、カッコよくて派手なアクション映画とは違う、泥臭い男の戦いみたいなのが見たい人にはぜひおすすめ。


映画『フューリー』公式サイト